おっちょこちょい

技術立国日本を支える一技術者として、技術のウンチクや技術者の待遇に関するグチを垂れ流しています。留学や海外出張時の経験を元に、日本と外国の歴史的・文化的な違いに関する経験と所感を述べます。

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マイナスイオン

マイナスイオンの誇大広告に関する記事(読売)が出ていますね。

自分のように、ある程度化学に関わる技術者にとっては、昨今のマイナスイオン騒ぎはある意味ばかばかしいのですが、普通の人にとってはどうなのでしょうね。

マイナスイオンのWikipediaにもあるように、「マイナスイオン」という科学的な物質は存在しません。中学・高校でならう、陰イオンが表現としては近いですが、全く別物です。

では、陰イオンにマイナスイオンでいわれるような空気清浄効果はないのか?これは必ずしもないとはいえません。空気中の帯電微粒子が多いと、人間にとっては不愉快に感じるらしいので、それを陰イオンで中和すれば、空気清浄効果がないとはいえません。

ここで、「らしい」を使ったのは、「人間が不愉快に感じる空気」というのが、湿度や気温など、さまざまな複合要因に依存し、帯電微粒子量だけで決まるわけではないからです。ですから、効果はないとはいえない、という表現になります。いずれにせよ、広告で言われるようなはっきりした効果があろうはずはありません。

ぶっちゃけ、湿度がかなり影響を及ぼすので、部屋の湿度を加湿器や除湿機で制御するほうが、よっぽど心地よい空気になってくれると、個人的には考えます。実際、まともな商品は、広告としてやや不明瞭な表現をしていても、陰イオンを放出するとともに、きちんと空気中の粉塵を取り除いたり、湿度や気温を制御することで、心地よい空気を作り出しています。嘘はついていないですね。

ところが、さらに飛躍して、健康増進効果などは、はっきりいってないでしょう。こうしたことをいっている広告の説明は、全く理論的ではありません。理論的なものがあったら、紹介してほしいです。

いずれにせよ、陰イオンをマイナスイオンと置き換えてあいまいな表現にした科学技術製品が存在することは、科学技術者として悲しいです。それがまた売れているのが、さらに悲しいです。


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